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ファーサイ 

青空の下で

日本に戻って来て一ヶ月半が過ぎました。
やっぱり母国は最高です。ご飯は美味しいし、便利で生活しやすいです。

こんなに日本でゆっくりできるのは久しぶりで、
カンボジアでの一年半を見つめ直せる、
そしてこれからのカンボジアでの自分を冷静に考える事のできる貴重な時間になりました。

大好きなシアヌークに自分の帰れる場所がある。
その場所を作った事に後悔はないし、今回の帰国で少しだけ新しい目標も見えてきた。
日本に戻る直前、バランスを崩していた体と心ももとに戻ったようで、
そうなったら、そろそろカンボジアに帰りたくなってきちゃったんだよね。。。

シアヌークの知人からのメールにあった言葉。

「好きな事をしながら、人の役に立ちたい。
人の役に立ちながら、自分で責任を持って生きて行きたい。
それが私にとっての、自由のような気がする。」

そう、これからゆっくり考えていこう。
自分がカンボジアで幸せに笑っていられるように、
回りも幸せにできるように。

6月に入ってシアヌークビル静かです。

こっちで出会った知人は次々みなでていきました。。

住んでいる人たちも皆数ヶ月国へ帰る人ばっかりです。


 だれーもいないの。海もとっても静かなの。

でも嫌いじゃないかな、夏が終わって秋を迎えた日本みたいな感じでしょうか。


そんなわけで、色々な事を考える時間があるわけで。。。


物価がが安い国で仕事するって事は、始めるのも簡単なんだけどお金を稼ぐのも大変だって事に気がついた。。。

仮に日本なみに働いたとしても、自分に入るお金ってその何分の一なわけだからねぇ。うん。

今は一生海外で働くって決めてるわけでもないし、年もそこそこ若いってのがあるから数年好きな事しながら、ぼちぼち働いてって感じで、経験重視にすればいいかなって思うけど、その先にはどうなっていくんだろうなんて考える。

ちょっとだけね。


やっぱ周りにも、海外で何十年も働いてきて、今更国に帰っても仕事ないだろって思うような人はいるわけで。。。

少し前の私だったら、そんな人をかっこいいなぁなんて思ってたけど、最近変わってきたのかな・・・・


好きな場所を選ぶんだったら妥協はせんといかん。それは納得。

もともとお金にはあんまり興味はないから。

だけど、この生活を10年っていったら話は変わってくる。

貯金も必要。たまに日本にも帰りたい。


1年後どう気持ちが変わってるのか楽しみだな。

嫌気がさして辞めてるか、パワーアップして仕事してるか。

想像できないな、今は。


それでも、数週間自分の店をあけて気づいたこと。

とっても喜んでくれて、

来年もまた来るから。そう言ってくれたお客さん。

お店を気に入ってくれて、滞在中何度も足を運んでくれた彼女。

そういう自分とぴったりくるお客さんに会えたときが一番嬉しい。

私はそういう人たちに支えられてお店をやってるんだって思えた。


そして話は変わってしばらくご無沙汰だった、旅に出たい気持ちが復活しつつあるのであります。

新しい友達がほしー。トキメキもほしー。

基本的なあきっぽい性格はかわらないようです、どこにいても。

あぁー今年の誕生日はネパール行きたいなぁ。

シアヌークの一流ホテル、ソッカーに泊まった。

プライベートビーチも最高で、やっぱり彼氏作るならこういう場所に連れてきてくれる人がいいなぁ、なんて思ってしまった。

久しぶりに入ったプールは楽しくって、シェムリに住んでいた頃通ってたプールを思い出した。

こっちでもまたプール通い始めよっかなぁ。


部屋に洗濯機と冷蔵庫を買った。

便利なのはいいが、電気代の請求が気になるところ。 

電気代けちって、洗濯機使わず手洗いしてたら、シャレにならないよね。。

はい、頑張って稼ぎましょう。


ギターを始めた。16歳の時買ったエレキギターは3日でやめた。

今の目標、、目指せ弾き語り。


母親と妹が遊びに来た。

とっても楽しみにしてたのに、私は仕事ばっかりで、あっという間に終わってしまった。

そこで気がついた。なぜこんなにのんびりした国にいて、私はこんなにセカセカしているんだい。

日本人の本質なのか。。

これじゃいかん。来月からはゆっくりすること決意。


外人のお客さんをやるのにも慣れてきた。

この間矯正ストレートをかけていった、イギリス人の女の子。

初めてだったので、とっても感激していた。

日本人と同じように喜んでいたので、これも世界共通だなぁと実感。


こんな感じです最近の私は。。。







ここ最近、昼間は自分の店作り。夜はレストランのマネージャー。

そんなまぁ、忙しい生活を送っていたら、、、、

やられちゃいました。どろぼうに。。。

朝起きたら、窓が開いているのですぐに

「やられたぁ~」て思った。

急いで隣の家の方を呼んだら、

どうやら、朝の4、5時に我が家の番犬君がずっと吠えているので

気がついて、泥棒をつかまえようとしたらしい。

結局逃げちゃったみたいなんだけどね。


どうも窓の鍵を壊して、窓のそばにあった仕事のチップボックスの開け口を壊して、

中のお金を持っていったみたい。あとは私のお財布。


「部屋で寝てたの?」なんて、隣の方に言われちゃった。

そうなんだよ、窓の鍵壊して、チップボックスの頑丈な開け口壊すのって、結構な時間と音するはずなんだよね。

それと、番犬の声。。。


私はその頃、スノボーしている楽し~い夢を見ていました。

私の眠りって改めてすごいなぁと再認識。


まぁ犯人の検討はついてるので、(前にカメラ盗まれた)

今度入ってきたら、写真とって次の日とっ捕まえてやる!

カンボジアに来て、もう一年が過ぎた。

「去年の今頃は。。。」なんて考えるときは、カンボジアでの生活しか思い浮かんでこない。

なんとも不思議な感じ。。


ただのツーリストとして入ってきた当初、こんなに長く住むことになるなんて思いもしなかった。

だってカンボジアに来た当初、私カンボジア嫌いだったし。

人を好きになるときも、第一印象悪い方がその後思いっきりほれ込んだりするとかよく言うしね。

きっと似たようなもんだろう。


今、新しいお店と自分の部屋を建設中。

最初はどうしたら自分のイメージ通りに作ってもらえるのか分からず、毎日工事してるのを見ていた。

というか、変なことされないように見張ってた。

それに電気や水の通し方、いかに自分の知識がないのかを実感した。

次に工事する時は、もう少し上手くできるだろうと思う。


とりあえず2年契約にしてみたが、2年という期間は私にとって短いのか長いのか、今はまだまったく想像がつかない。

だけど最近ツーリストとして見送られる方の立場ではなく、見送るほうの立場になる覚悟がやっとできてきた。

うん、悪くない。少しの期間この場所で一緒に過ごし、また時期がくれば去っていく。

だけど、一緒に過ごした想い出は、ずっとー残っている。

そして、またこの場所で新しい出会いが待っている。


そして改めて、先の事を深く考えられない自分の性格に感謝かな。

いつでも、「なんとかなるでしょ。」のノリで。。。









誰でも人生の中でやってみたい事って少なからず持っていると思う。

私は海があるのんびりした街で、のんびり美容の仕事をしてみたかった。

ほれ込んでしまったこの場所で、何か自分の中に残したかった。

お金稼ぎたいとかそんな事は二の次で、ただの自己満足なんだよね。


そんなわけで、無事スタートしたわけですが、

お客さんもとりあえずは順調に来てくれ、とってもありがたいです。

例えば、今日稼いだ$20。たった$20が貴重なんです私にとって。

なんだろう、高校生になって初めてアルバイトしてもらった初給料の感じににてるかな。。。

だけどお金なんかよりも、色んな国の人と美容を通して出会える事が私にとって幸せなんだ。


スタッフにも恵まれ、お客さんがいないときには、海に遊びに行けちゃう私。

これこそ、私の夢の一つでした。

支えてくれているみんな、どうもありがとう。









あっという間にもう4月。

日本を出て、いつのまにか1年を過ぎていた。。。

1年前の今頃は、こんなに長くカンボジアにいることになろうとは、想像もしてなかった。


この1年、日本にいたら考えられないくらい多くの出会いを経験した。

私の中には沢山の思い出ができたけれど、自分の本質的な部分は何も変わっていないんだろうと思う。


毎日毎日コーヒーを飲みに来てくれていたお客さん。

「今日発つんだ。来年も遊びに来るからまた会えることを楽しみにしてるよ」

そんな言葉をもらってハグして別れた。


今日発っていった知人も「また今年のクリスマスに来るから」

そんな事を言っていた。


残される身も悪くないかも知れないな。ちょっとそんな風に思った。


シェムリアップで子ども達に囲まれて過ごしたのんびりした空間。

シアヌークに来てから、突っ走ってばかりだった時間。


出会いの大切さと、別れの大切さを感じれるこの場所。

今、当たり前のように自分の周りにいてくれる人たちを大切にしよう。

また、いつか別れはくるんだから。。。


じっとしている事ができなくって、いつも出て歩いてばっかりだったけど、

これからは、ちょっとのんびり部屋で過ごす時間を作ろうかな。

好きな本を読んだり、DVDをゆっくり見る時間も大事なひと時。

縁がなかった自炊にも挑戦してみようかなぁ。



あの頃と変わらない笑顔で笑えてる?


疲れたとき、イライラしちゃうとき、

思い出すのは、シェムリアップで過ごした日々。

みんなでバイクに乗りながら歌うたって、そんな毎日が楽しくってしょうがなかった。


あんな気持ちで、カンボジア人と仕事できたらいい。

いつでも対等な気持ちで、向き合いたって思う。

偉ぶらず、対等な関係でいたいと思う。


まだまだカンボジアと交流中。

疲れたときは、シェムリアップでの日々を思い出す。

あの頃と変わらない笑顔で毎日過ごしていたいから。


今、回りにいてくれるみんなも、

この場所で一緒に過ごせている事は、とってもすごい偶然。

私の中には大切な思い出が沢山、沢山つまってる。

だからこそ一日、一日、大切に過ごしていこう。

決して後悔することのないように。。。


「いつまでもこのままで」

いつか抱いた夢は叶わなからこそ

好きな気持ちは素直に好きって言える自分でいよう。


気付けばシアヌークに住んで、もう半年になる。

のんびり暮らしているようで、毎日いろいろな事があって、

シェムリアップに住んだ半年間より、早々と過ぎていったきがする


そして最近、仲間がこの場所を出て行く話をよく耳にする。

4月は乾季の最後の月。

旅を続ける人、自分の国へ帰る人、

それぞれの目的を持ち、来月には旅立っていってしまう。


シアヌークは人の入れ替わりが激しいとよく聞いていた。

こうやって、私と同時期になんとなく住み始めた彼らは、

なんとなく出て行くのだろう。

「なんでまだここに住むの?」

「他の国に行きたくないの?」

そんな単純な質問に、真剣に自問自答してしまう。


なんで好きかなんて説明できないけど、ここで生活したい気持ちは半年前と

何も変わってない。

私はまだまだ、この場所を離れられないみたい。

本気で嫌気がさすまで、ここにいたいと思う。


今までは、いつも自分が旅立っていく立場だった。

初めて残されるほうの立場になってみて、

心にぽっかり穴があいていくような、そんな心境を感じてる。

いつかそんな別れにもなれてしまうのかな。




今年私に出会ってくれた人達。

どれをとっても私にはかけがえのない宝物。

みんなのおかげで、最高の一年をおくることができました。


メリークリスマス。

みんなに幸運がおとずれますように。。。


いつのまにか 二人出会って

いつのまにか 二人歩き始めた

このいつのまにかが いつまでも続きますように。。。