私達は神に生かされている | ファーサイ 

ファーサイ 

青空の下で

私の彼は、旅行会社とダイビングビジネスをしている。
4日前の夜、彼が1人でダイビングのタンクに空気を入れている時に、
タンクの1つが爆発し、周りにあったタンク20個が大きい銃のようになって、
決して狭いとは言えないオフィスをめちゃくちゃに破壊した。

その直前、電話で私は彼と話していたんだけど、
話の途中、なんとも言えない大きい音が聞こえて、電話が切れた。
その10分後、彼から電話があって、
「カメラを持って今すぐオフィスに来て」と言われた。
まさか、そんな事が起こってるとも、想像もせずに。

オフィスに着いたら、外はすごい人が集まっていて、
中に入れば、中はすごい煙、ガラスはめちゃくちゃに割れてるし、
天井も落ちて、オフィス全体が考えられないほど、崩れてた。
戦時中じゃあるまいし、カンボジアでもなかなかあんな光景みられないだろうと思ってしまった。

あの中に一人でいて、怪我一つなかった彼。
部品のかけらでも、もし腕にでもあたっていたら、彼の腕は今なかっただろう。
もし頭に当たっていたら、今頃彼はこの世にいなかっただろう。
怪我一つなかったのは、奇跡としか言いようがない。

今まで気づきあげてきたものを、一瞬にして全て失ってしまうこと。
死んでて当たり前のような状況の中にいて、今も生きているということ。

事故の後、彼との話の中で、
全ての出来事には、ちゃんと意味があって、
神様が私たちを生かしてるんだって。

今回の事故は、そんな事を実感できる私にとってもいい経験、そう感じました。